メガゲンガーex徹底考察|メガゲンガーexの強さ・デッキタイプ・環境での立ち位置

ポケカ考察

メガゲンガーexのおさらい

・収録情報 

2025年9月5日発売「スターターセットMEGA メガゲンガーex」収録

・基本スペック

メガゲンガーex 2進化 HP350 悪タイプ
弱点 闘
にげる 2

特性 かげかくし
このポケモンがいるかぎり、自分の悪ポケモンが、相手の「ポケモンex」からワザのダメージを受けてきぜつしたとき、とられるサイドは1枚少なくなる。この特性の効果は重ならない。

ワザ 悪悪 ヴォイドゲイル 230
このポケモンについている悪エネルギーを1個選び、ベンチポケモンにつけ替える。

特別なルール
メガシンカexがきぜつしたとき、相手はサイドを3枚とる。

ステータス解説

HP350は2進化メガポケモンらしい非常に高い数値。

環境トップのサーナイトexに弱点を突ける点は大きな魅力。

一方で、弱点の闘タイプには注意が必要。
特に メガルカリオexハリテヤマ は天敵で、ハリテヤマは「かげかくし」も適用されないため注意が必要となる。

にげるエネルギーは2と標準的。ワザと同じコストなので ふうせん で軽減可能。

特性「かげかくし」考察

特性かげかくし」
このポケモンがいるかぎり、自分の悪ポケモンが、相手の「ポケモンex」からワザのダメージを受けてきぜつしたとき、とられるサイドは1枚少なくなる。この特性の効果は重ならない。

「かげかくし」によって、悪ポケモン全体がサイドレースで有利になるのが最大の強み。

  • 通常なら2枚取られる悪ポケモンexが「1枚」になる。
    特にキチキギスex、モモワロウexのきぜつリスクが軽減できます。
  • メガゲンガーex自身も効果を受けるため、実質「サイドを2枚しか取られない」動きになる。

相手からすると、ただの殴り合いではサイドを取りきれない状況になるため、非exのアタッカーや特殊な対策カードを強制されることになる。これは実質的に「環境に影響を与える」ほど強力な効果といえる。

ワザ「ヴォイドゲイル」

悪悪 ヴォイドゲイル 230
このポケモンについている悪エネルギーを1個選び、ベンチポケモンにつけ替える。

ダメージライン
 230ダメージは、ほとんどのたねexをワンパン可能。
 進化exには2パンを狙える火力。
 ただし、タケルライコex(HP240) など一部のポケモンはワンパンで落とせない。

環境で比較的見る「230以上」のポケモンたちには要注意。

  • タケルライコex HP240
  • ガチグマ アカツキex HP260

・エネルギー移動効果
 ダメージ後に悪エネルギーをベンチに移せるため、気絶時の損失を軽減できる。
 「悪リソースの維持」につながる便利な副次効果。

強みまとめ

  • 特性「かげかくし」でサイドレースを有利にできる
    特にキチキギスex、モモワロウexのきぜつリスクが軽減できる
  • HP350と高耐久
  • サーナイトexに弱点を突ける
  • 230ダメージで多くのたねexをワンパン可能
  • エネルギー付け替えでリソース維持ができる

弱みまとめ

  • 2進化で場に出すのが大変
  • (特性が適用されない状態で)気絶するとサイド3枚取られる特別ルールが重い
  • タケルライコexやガチグマexなど一部ポケモンはワンパンできない
  • 闘弱点が痛い。特にメガルカリオexデッキのハリテヤマは致命的な相手

デッキのバリエーション

ともっこ軸

「ともっこ」(モモワロウ・キチキギス・マシマシラ・イイネイヌ)のうち、イイネイヌ以外を採用することが多い。

特に マシマシラexの特性「ひょうしぬけ」メガゲンガーexの「かげかくし」 を組み合わせることで、相手にサイドをほとんど取らせない動きが可能になるのが強み。

特性「ひょうしぬけ」

このポケモンが、相手のポケモンからワザのダメージを受けて気絶したとき、自分の場に「モモワロウex」がいるなら、取られるサイドは1枚少なくなる。

モモワロウexやキチキギスexはどんなデッキタイプでも採用候補になるし、マシマシラexを入れてもデッキの枠を大きく圧迫しないのも利点。

ただし、マシマシラexのワザは3エネ190とやや重い。そこで、メガゲンガーexのワザでエネルギーを移しながら育て、タイミングを見て前に出すことで相手のテンポを崩していく動きが狙いになる。

Nのゾロアーク軸

ドローエンジン兼アタッカーとして Nのゾロアーク を採用した型。

ワザのために「Nのゾロアーク」専用のポケモンを組み込む必要はあるが、特性「とりひき」 によってデッキの回転率が大幅に上がり、安定感が増す。

割り切って「ドローエンジン要員」としてだけ採用するのも十分アリ。

リザードンex(テラスタル悪)

「強い × 強い = 強い」……かも?

火力がやや物足りないメガゲンガーexを、リザードンexの高火力で補うことができる。さらに、ふしぎなアメを共用できる のもポイント。

最近は進化サポートも増えており、リザードンex自体の評価も再び上がってきているため、意外と現実的な組み合わせかもしれない。

トドロクツキ軸

アタッカーとして トドロクツキトドロクツキex を採用した型。

  • 小型の相手はトドロクツキ
  • 大型の相手はトドロクツキex

と役割分担でき、さらに オーリム博士の気迫 でエネルギー加速も可能。

特に トドロクツキexの「くるいえぐる」 は強力で、高耐久のメガexポケモンですら一撃できぜつさせられる。
このワザは「効果によるきぜつ」なので、なんとメガゲンガーexの「かげかくし」も無効化できる点が特徴。

悪悪無 くるいえぐる

相手のバトルポケモンをきぜつさせる。その後、このポケモンに200ダメージ。

さらに、トドロクツキは草弱点なので、闘弱点のメガゲンガーexと弱点が分散できるのも利点。

まとめ

メガゲンガーexは、

  • 特性「かげかくし」によるサイドレースの有利
  • HP350という高耐久と安定感
    を武器に、相手に対応を迫る非常にユニークなカードです。

ただし、

  • 2進化ゆえの重さ
  • ワザ火力がやや控えめ
    といった弱点もあり、構築や相方選びが勝負のカギになります。

デッキのバリエーションとしては、

  • サイドをさらに取りにくくする「ともっこ軸」
  • 安定性を強化する「Nのゾロアーク軸」
  • 火力補完の「リザードンex(悪テラスタル)軸」
  • メタ性能も高い「トドロクツキ軸」
    と、多彩な方向性が考えられます。

さらに環境的には、

  • サーナイトexに弱点を突けるメガゲンガーex
  • メガゲンガーexに強いメガルカリオex
  • そのメガルカリオexに強いサーナイトex
    という三すくみの構図も見えてきます。もしこれがうまく回れば、メタが循環する面白い環境になるかもしれません。

今後の大会シーンで、この三角関係がどう動くかも注目です。


優勝デッキまとめ

Xで投稿された優勝報告からまとめました。


当ブログでは「ポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイト」、「公式X」、「公式Youtube」より画像を引用しています。

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